ここではKeepaの拡張機能を使って更に精度の高いリサーチをする方法を紹介します。
この記事の流れはこちら。
- Keepa拡張機能の「Data」に注目
- 「Offers」で現在出品しているFBAセラー数と在庫の変動を確認する
- 「Offers」のFBAセラー数と「Buy Box Statistics」の過去30日のライバル差を確認する
こんな感じで進めます。
Keepa拡張機能の「Data」に注目
Keepa拡張機能のタブの中に「Data」という項目があります。
この部分はリサーチのときに活用できていますか?
ここにはかなりたくさんの有益情報があるのでぜひリサーチのときには確認するようにして下さい。
「Offers」で現在出品しているFBAセラー数と在庫の変動を確認する
「Data」の中には「Offers」という項目があります。
ここを見てみましょう。
こんな感じで今現在出品しているセラーの情報が表示されています。
ここから読み取れる情報はこちら。
- ライバル出品者数
- ライバル出品者の在庫の推移
- ライバル出品者の価格の推移
少なくともこれらの情報を得ることができます。
ライバル出品者数
FBA出品者だけにライバルを絞るのであれば、「Shipping」の項目で「Prime」にチェックを入れましょう。
そうするとFBA出品者だけに絞ってリストを表示させることができます。
ライバル出品者の在庫の推移
在庫の推移も確認ができます。
「Stock History」を確認してみましょう。
ギザギザとグラフが動いていますよね。
これは在庫数が変動している、つまり商品が売れている証拠になります。
グラフの期間を変えればいつから出品しているかもわかる
グラフは30、90、180、365、allと表示の期間を変更することができます。
つまりここの設定を変えればいつから出品しているかを知ることができます。
ライバル出品者の価格の推移
価格の推移も確認ができます。
仕入れるときは「今」の価格だけに注目せず、過去の価格も重要ですよね。
そういったデータもここではセラー毎に確認することができます。
ここでも在庫数の時と同様に期間を変更すれば更に過去の価格変動履歴も確認ができます。
「Offers」のFBAセラー数と「Buy Box Statistics」の過去30日のライバル差を確認する
さて、ここからが本題です。
「Offers」では「今」出品しているセラー数を確認することができました。
そして「Buy Box Statistics」では過去30、90、180、365の期間でカートボックスの獲得率を確認することができます。
これがかなり役立ちします。
- 「Offers」と「Buy Box Statistics」のFBAセラー数の差
- 過去に遡ってライバルの増減を更に把握する
こんな感じで進めます。
「Offers」と「Buy Box Statistics」のFBAセラー数の差
繰り返しになりますが、「Offers」は今の出品者データです。
そして「Buy Box Statistics」は最低でも過去30日の出品者のカートボックス獲得率を表示しています。
つまり、「Offers」のFBAセラーの数と「Buy Box Statistics」の30日に表示されているFBAセラーに差があるなら、商品が売れてFBAセラーが消えている可能性が高いということです。
「Offers」にFBAセラーが4人いたとします。「Buy Box Statistics」の30日には6人いたとします。この場合、この30日間で最低でも2つ以上の商品が売れたと判断できます。
なぜなら、上でも触れたように基本的にFBAセラーは商品が売れるまで在庫数が減る方向に変動がないから。
つまり売れた可能性が非常に高いということです。
バリエーション商品など売れ行きの判断が難しい場合に役立つ
バリエーション商品で他のバリエーションとグラフが統一されている商品ってありますよね。
そういった商品はランキンググラフ以外の指標を参考にリサーチするしかありません。
そんな時にこの指標を使うと高確率で売れている判断ができるようになります。
過去に遡ってライバルの増減を更に把握する
これは過去30日だけに限った話ではありません。
過去90日、180日、365日でも通用します。
過去にどれくらいのFBA出品者がいるか分かれば平均的な回転数も見えてくるので仕入れ個数の判断に役立つと思います。
【まとめ】仕入れ個数の判断は「Offers」と「Buy Box Statistics」を確認する
こんな感じですね。
まとめると、
- 「Offers」では”今”出品しているセラーの情報を細かく確認することができる
- 「Offers」と「Buy Box Statistics」の30日のFBAのセラー差を見ると直近の最低売り上げ個数がわかる
- でも長期保管の返送などでも在庫数は変動するので絶対ではない
以上ですね。
ぜひリサーチの指標の一つとして活用してみてください。