この記事のテーマ
Amazonの混合在庫を解除する方法を解説【使わないほうがいい理由も解説します】
この記事の内容
- Amazonの混合在庫を解除する方法を解説します
- そもそも混合在庫とは【使わない方がいい理由もわかりやすく解説】
- 【まとめ】混合在庫のメリットとデメリットを簡単に解説
このような内容になっています。
- Amazonの混合在庫(FBAバーチャル追跡)の設定を解除する方法はセラーセントラルから簡単にできる
- 混合在庫(FBAバーチャル追跡)はクレームの原因になる可能性があるので個人的にはオススメできない
ちなみに混合在庫は現在、FBAバーチャル追跡という名前で呼ばれています。
Amazonの混合在庫を解除する方法を解説します
まずは混合在庫の設定を解除する方法を解説します。
- セラーセントラルの設定から「FBAの設定」を開く
- 「FBA商品のバーコードの設定」の編集をクリックする
- 「Amazonの商品ラベル」を選択して更新をクリックする
以上でAmazonの混合在庫の設定は解除されます。
画像付きで解説します。
セラーセントラルの設定から「FBAの設定」を開く
歯車マークにカーソルを合わせると表示されます。
「FBA商品のバーコードの設定」の編集をクリックする
画面中央より少し下くらいに「FBA商品のバーコードの設定」があります。
「編集」をクリックします。
「Amazonの商品ラベル」を選択して更新をクリックする
以上で設定は完了です。
簡単ですよね。
すでに商品登録してしまった場合の対処法【上の設定をしてから新しいSKUを登録しなおせばOK】
混合在庫ではない出品をしたい場合は、上で解説した設定をした上でもう一度商品登録をし直せばOKです。
SKUが新しくできるので、古いほうのSKUは削除しておきましょう。
間違った納品などを防ぐためにも、無駄なSKUは削除している方が安心です。
そもそも混合在庫とは【使わない方がいい理由もわかりやすく解説】
ここでは混合在庫の詳細について解説します。
- 混合在庫とは
- 使わないほうがいい理由はトラブルになりやすいから
- 混合在庫が対象になる商品とならない商品
これらをわかりやすく解説します。
混合在庫とは
混合在庫を簡単にまとめるとこんな感じ。
- 通常はセラー固有のSKU単位で商品を管理する
- 混合在庫はJAN(EAN)単位で管理する
- JAN単位で管理するのでラベルの貼付が不要
- JANで管理するので他の混合在庫を選択しているセラーの商品も一括で管理される
- 商品が売れた時はその中からランダムで配送される
- 今はFBAバーチャル追跡という名称に変わった
こういうシステムです。
ラベル貼りの手間が省けるので納品も楽になります。
しかし、他のセラーの在庫と一括で管理されることになるので、トラブルが発生しやすいという側面もあります。
使わないほうがいい理由はトラブルになりやすいから
Amazon公式の混合在庫を解説しているページにはこのように記載されています。
福岡の購入者が商品を注文し、2点のみ購入できるものとします。1点は東京のフルフィルメントセンターにあり、もう1点は大阪のフルフィルメントセンターにあるとします。東京の商品を所有する出品者が、商品を販売する出品者です。
購入者に迅速に配送を行うため、商品はより近い大阪のフルフィルメントセンターから発送されます。Amazonは、販売された商品の出品者に代金を振り込み、バーチャル上で東京にある同じ商品の所有権を移譲することにより、販売を行わなかった出品者に商品を返還します。
つまり、自分が納品した商品じゃない商品がお客様のもとに届く可能性があるということ。
届けられる商品に不備やコンディション違反があった場合は?
もし混合在庫をしている他のセラーの商品に不備やコンディション違反があった場合。
それがあなたから購入したお客様に届けられたらどういう事が起こるでしょうか?
恐らくクレームや悪い評価の原因になりますよね。
悪い評価に関しては消せる可能性が高いですが、無実の罪でクレーム対応するのは非常に精神的なダメージも大きいです。
これらの理由から個人的には混合在庫はあまりオススメ出来ません。
混合在庫が対象になる商品とならない商品
混合在庫はすべての商品が対象というわけではありません。
記事執筆時点での対象商品はこちら。
- 新品のコンディションであること
- Amazonカタログ内の単一のASINに一致する、スキャン可能なUPC、EAN、ISBN、またはJANバーコードが1枚貼付されていること
- FBAの制限対象商品または危険物ではないこと
- 賞味/消費期限のある商品ではないこと
- 食品、飲料、日用品または局所用製品(スキンクリーム、化粧品、石鹸など)ではないこと
- メディア商品(本、CD、VHSテープ、DVDなど)ではないこと
- 子どもや乳幼児に関連する商品(おもちゃやベビー服など)ではないこと
- ファッション商品ではないこと(腕時計、ジュエリー、服&ファッション小物、シューズ、ハンドバッグ、サングラスなど)
- PCソフトやTVゲームではないこと
- カー&バイク用品ではないこと
- ペット用品ではないこと
- メモリ商品ではないこと(*1)
- カメラカテゴリーにおけるブラウズノードとブラウズノードIDのこのリストに分類されている商品ではないこと
- 医療機器ではないこと(*2)
- 並行輸入品ではないこと(*3)
これらの条件を全て満たしている必要があります。
対象商品の要件は定期的に更新されるようなので、引用のURLから確認してください。
【まとめ】混合在庫のメリットとデメリットを簡単に解説
最後に混合在庫のメリットとデメリットを簡単にまとめます。
混合在庫のメリット
- 商品ラベルを貼らなくて良い
- お客様へ迅速に商品を届けることができる
それぞれ簡単に深堀りします。
商品ラベルを貼らなくて良い
これは結構なメリットだと思います。
自分で貼っている場合も時間の節約になりますし、貼り間違いのリスクもなくなります。
納品代行などでも貼り付け費用を節約できるので、全体的な経費削減につながると思います。
お客様へ迅速に商品を届けることができる
これは完全にお客様へのメリットですね。
お客様は早く商品が手に入って嬉しいので、これによっていい評価を貰える可能性はあると思います。
混合在庫のデメリット
- 何かしらのトラブルに巻き込まれることがある
何かしらのトラブルに巻き込まれることがある
上でも少し解説しましたが混合在庫にしているライバルセラーの商品が、
- 破損していた
- 外箱にダメージがあった
- 偽物だった
このような場合に、全く関係がないのにクレームや悪い評価を付けられる原因になる可能性があります。
本来なら新品は全部同じ状態で販売されているはずなんですけどね。
ということで今回は以上です。
これらのメリットとデメリットを知った上で使うか使わないかはあなた次第です。
個人的には現状では使うつもりはありませんが、メリットもあるので興味があるなら使ってみてもいいかと。
それでは今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。